言葉の終わりと共に唇が触れたとき、流樹さんから店長へ……自分を開放するように見せた素の顔。



私はやっぱりそれの顔が好きだと思ったから



「店長っ」



私の為に時間を割いて、大切な事を教えてくれた背中へ……手を回した。



恋愛感情じゃなくても……私はここで頑張る人達、そして私を必要としてくれている人達をこうして抱き締めたいんだ。