「俺達はこういう仕事を普段してるから、やっぱり……息抜きしたいんだよな」 うん。 たぶん、一瞬でドキドキさせられたあの魔力みたいな力。 その裏には計算された気遣いとか、そういうものがあるんだね。 グラスを持つのも、タバコを持つのも、抱き寄せるのも、指の一本一本までがカッコいい。 「想像以上に……大変な仕事なんですね」 知らずにいた自分が恥ずかしくなる。 そんな私に店長……じゃなくて流樹さんは 「だから、これからも癒してな?」