悠哉さんの部屋は、男の人の部屋にしてはきっちり片付いていて……。 お洒落なコーヒーメーカーからはさっきの人と一緒に飲んでいたのか美味しそうな香りが立ち上る。 「コーヒー、ブラックでいい?」 「はいっ!!」 これまた高そうなカップに注がれる褐色の液体。 角部屋だから間取りに余裕があるのか、広々とした部屋の毛足の長いラグに腰を下ろしてコーヒーを一口飲むと 疲れた体にその温かさが、じわっと全身に染みた。