「じゃあね♪」



「気をつけて帰れよ」



聞こえて来た声は恋人同士のもの。



うわ……朝から熱い!!



朝帰り!?



いや……でも、今男の人の声が二人、だったような!?



何故か音を立てないようにそぉっと覗いてみると……。



ーーっ!!!!!



そこには……短く切った黒髪に陽に焼けた肌をした細身の男の人と



ラフなジャージを着た……筋肉質な男の人が



唇を重ねていた。