「別に……今日は俺の客がほとんどだ。誰も気付かねーだろ」



サボりに??



いや、でも主役がそんな事するだろうか。



しかも……絶っ対!!に、私の事嫌ってたハズなのに。



バサっと、凪のジャケットが落ちる。



顔は、聞こえていたシャンパンコールの数を思えば当然だと納得な程、ほんのりと赤く染まっていた。



高そうなアルコールの香りもふわっと漂って……



「こっち来い!!」



え……いや……。






ちょっとっ!!!