着替え終わって私は春樹を探した。 あっ、いた。あれ、高坂先輩…? 私は声をかけようとして固まった。 今、聞こえた言葉が信じられない。 「俺が瀬奈と付き合えるわけない じゃないですか。」 覚悟はしているつもりだった。 けど実際言われると胸が苦しかった。 付き合えない。春樹は私みたいな子が つり合うはずないもんね。 苦しい_________ 苦しい_________ 涙が溢れてくる。私はその場から 逃げた。