次の日、学校に遅刻ギリギリで行った。
一番始めに目にはいったのは..
―――――――――――――――翔太。
一瞬目があった。気がする。
始めに声をかけてくれたのは..
「千夏‼」
「なっちゃん..」
「メールしても返信ないし、電話もでないし..って、え?!なんでないてんの?」
「あのね..」
私は全部話した。
転校することも、まだ、翔太のことが好きなことも。
「..そっ、か。寂しいね。」
そんな、弱音をはくなっちゃんを初めて見て、思わず顔をあげると..
――――――え?
「グスッ..。
ちょ、ちょっと、見ないで‼」
なっちゃんが..うそ。
―――――――――――――泣いてる?
「わだじもやだよぉおおお‼
なっちゃんと離れるなんて、あと、1週間しかないなんて..寂しい、グスッ..
やだやだやだぁあ‼行きたくない..」
私もいつの間にか、泣いていた。
1限目は、二人でさぼっちゃった。
2限目、こっぴどく怒られちゃったけどね。