私は願った。 お姉ちゃん、そのポジション… 変わってよ。 私と…心も体も交換しよう…? でも、それでも大好きな姉には そんなこと口に出せる訳なくて そんな気持ちのまま なるべく空っぽになるように心がけて 過ごした。 でも、気付いたの。 お姉ちゃんが羨ましかったんじゃない。 憎かったんじゃないって。 私はただ、 『お姉ちゃんを取られたくなかった』 『私だけのお姉ちゃんでいて欲しかった』 それだけだったんだって…。