意地悪なキミの好きな人





「嘘だよ。バーカ。」



そう言われて、ふと思い出す。



……私そういえばまだキス…してない。



関係ないけど思い出してしまい、先輩の唇ばっかみてしまう。



どうしよう、言うのもなんか恥ずかしいし、

自分からするのだって恥ずかしい。



「野原、どうかした?ボーッとしてるけど。」



これは言うしかないのか。でも言えるわけ……


だけどこのままキスしない人生なんて嫌だ。



「き、キスしたいですっ……」



思い切ってそう叫ぶと先輩は一瞬驚いたような顔をしてからすぐにニヤリと笑った。