復讐。【更新中】

 ガチャ…ギィィィィ

 鍵が開き、古びたドアが悲鳴をあげながら開いた。

 無気力に天井を見上げる私の手錠や、ありとあらゆる金属と共鳴する。
なんて耳障りな音。

 頭痛がする。
早く外の空気を吸いたい。
早くこの空間から解放されたい。

「ただいま…。」

 玄関の方から澪汰の気だるげな声が聞こえてきた。

 でも私は聞こえないフリをする。
返事などする必要もないし、したくもない。

 なんとなく天井に向けていた視線を扉の方へやると、澪汰が立っていた。

 見上げるほどの高身長。
真っ黒なTシャツから伸びるスラリと長い脚。
その胸元から覗く真っ白な肌は、けがれを知らない少女の様だ。

 だが、こいつは汚れている。
実に汚らわしい。

 白に近い金髪から覗く澄み切った瞳は、何の感情も伺えない。
無だ。

 それから意味もなく私と澪汰は見つめあっていた。
沈黙。
ただ時間が無駄に過ぎるだけ。

 そんな沈黙を破ったのは澪汰だった。