「最近、通り魔出るんだってね…雪、気をつけなよ」
織子ちゃんが私を心配してくれた。
平和なこの街に通り魔なんて物騒なものは珍しい。みんな騒いでいる。
「織子ちゃんも気をつけてよ?私、織子ちゃんに何かあったら…」
「何かあったら?」
「人殺しになっちゃうよ」
「あはは。通り魔殺すの?」
「うん!」
二人で笑い合える時間が大好きだった。
私には織子ちゃんが居なきゃダメだ。
そして、織子ちゃんには私が。
「でも私は大丈夫だと思うよ。でかいから」
「油断しちゃダメだよ!織子ちゃん隙が多いから。」
「そうかなあ?」
「そんなんだから変な女に告白されるんだよ!」
私には雪がいるのにね、と織子ちゃんは笑った。
お互いがお互いを必要としている。
最高の関係だと思う。

