風がさらった恋心。





何だかじゃれあい始めた二人に私はどうするのが正解なんだろう。


もう私との会話は終わった?

本でも読み始めちゃえば良いのかな、そしたらもう、話しかけてこなくなる?

窓側の席だからって、外をぼーっと眺めてたのがいけなかったのかな。



礼央は少しは信じれるやつを探せなんて言うけど、やっぱり無理だよ。


誰かと接するのは、怖い。

せめて礼央がこの人は大丈夫だって保証してくれないと、そんな勇気持てないよ。


バカでしょ、臆病でしょ、引くでしょう?





「てか疾風、千葉さんが会話に入れんで困っとるやろ!」

「……え、あぁ。わ、悪い……」






別に私はこのまま会話に入れなくても良かったんだけどな。


このまま仲良く二人で席に戻ってくれれば、それで良かったのに。

そうすればいつも通りの朝休みに戻せた。


だから、お願いだよ。

早く私に、いつも通りを返してよ。




「……おはよう、千葉さん」