「エニィ・タイム・アト・オール(Any Time At All)」 アルバム『ア・ハード・デイズ・ナイト』の収録曲。 キャッチーなキラーチューンが、あたしの耳に流れ込んでくる。 強がってカッコつけた等身大のジョン・レノンが見える。 きっと、マイクに唾を飛ばしながら歌ってんだろうな。 半世紀前の音源から、そんな様子が伝わってくる。 ジョン・レノンって、ズルい声の持ち主だ。 全然、美声じゃない。 ザラザラしてて、だけど張りのある声。 耳障りなくらい、男臭くて泥っぽい声。