俺は声をかけた。

「新入りか?」

俺が声をかけたらその男は振り向くなり刀で俺の首元をギリギリまで近づけた。

そしてこう言った。

?「だとしたら?」

「ふっ。面白いな。入れ。」

俺はそいつを連れて屋敷へと入って行った。

(確か桂のやつ新入りがくるといっていたな。こいつのことか?)

「俺は高杉晋作。お前は?」

?「....原田桜華。」

原田桜華というのか。

なんというか

「女みたいな名前だな。」

桜「うるさい。」

思ったことが口に出てしまった。

よく見たらこいつ喉仏ねぇな。

「お前女の子だろ?」

桜「ちがっ....」

「お前男の癖に喉仏ないぞ。」

俺がそう言うと桜華は喉を隠した。

バレバレだっつうの。

俺は手に持っているものを思い出した。

「ほらこれをやるからこれで隠せ。」

俺は先程もらった紐をあげた。

桜華は紐を見て迷っていた。