「なんで助けたの?」

?「なんとなくだ。」

「貴方誰?」

?「わしは西郷隆盛じゃ。」

西郷?

「幕府?」

西「違う違う。わしは薩摩藩じゃ。どうだ?わしと来んか?」

「嫌だ。薩摩でも幕府でも人間は人間。」

西「お主狼だろう?」

「なんでわかるの?」

西「お主の耳と尻尾じゃ。」

みると、
耳と尻尾が出てた。

私はとっさに隠した。

西「わしは言わんから来い。薩摩藩へ。
お主の名前は?」

「は...原田桜華。」

西「本当の名前は?」

ゔっ。

この人なんでもお見通し。

はぁ。

もういいや。

「黒木紅。だけど原田桜華って呼んで下さい。」

西「分かった。桜華。薩摩藩に来るか?」

「...はい。」

西「今日からお主は薩摩藩の隊士じゃ。」

「あの。私女ですけど。」

西「知っておる。」

なんで?

西「いいからいいから。」


こうして私はこの人間....西郷様について行った。