けど、どうでもよかった。

こいつさえ殺せばっ!!

松「おい。陰陽師。」

陰陽師?

陰陽師は私達一族の天敵。

?「分かりました。」

陰陽師が近づいてくる。

「来るなっ!!」

陰陽師は懐から笛を取り出した。

そして吹いた。

「うっ....。や...めて。いゃ....。」

この音は私達狼が嫌う音。

?「これくらいでいいでしょう。」

ふふふ。

と笑う陰陽師。

なんで苦しんでるのに笑うの?

なんで?

ねぇ。

...あぁ。

そうだった。

私は忘れてた。






幕府の...人間の笑う顔が1番嫌いなことを。