歌い終わると誰かいる気配がした。

「誰?」

新「俺だよ。俺。」

「新八君?」

新「ああ。それより桜華、歌美味いな。」

「う....上手くないし!」

いつもからかわれて意地悪言われてたから急に褒めてきて驚いた。

新「上手いよ。すごく。綺麗だ。」

ななななななにいってんの?

いきなり褒めてきて。

でも嬉しかった。

「ありがとう。新八君」

新「なぁ。その新八君ってやめて、呼び捨てにして。」

「なんで?新八君年上なのに。」

新「俺が呼んで欲しいからだ。」

真剣な顔で言われたら断れない。

「し.....んぱ....ち。」

なんだか照れた。

多分顔が真っ赤だと思う。

咄嗟に下をむいた。

新八「....可愛すぎんだろ。」

「今なんて言った?」

新八「お前は気にするな。」

それよりもなんで顔が赤いの?

...まぁ、いいや。