全てを話した頃
みんなは黙っていた。
私は続けた。
「けど、私が狼だろうが薩摩藩士だろうが私を普通に接してくれた。みんななら信じても大丈夫。そう思うようになったの。」
新「桜華…」
「みんなに恩を返したい。だから…ここにずっといては駄目…ですか?」
みんなはより黙った。
もしかし駄目だったかな…
近「駄目じゃない。桜華君は新撰組隊士だ。仲間だ。ここにいる理由なんてない。」
山「⁉︎」
歳「ああ。そうだ。近藤さんの言うとおりだ。何があっても仲間であることにかわりねぇよ。いてもいいとかいない方がいいとか思うな。だろ、…山南さん。」
山「っ!…土方君も桜華君も流石ですね。」
山南さんは何か吹っ切れたように力なく微笑んだ。



