狼女と新撰組〜前編〜


新「それと…着物似合ってるぞ?」

新八が褒めてくれた。

その言葉に思わず照れた。

ありがとう

そうお礼をいって2階に向かった。



二階はすでに沢山の長州藩士が倒れていた。

もう終わったのかと思った

けど奥の部屋から人間の気配がする。

私は奥の部屋に入った

総「…桜華…ちゃん?」

「…総司。と吉田さん。」

総「吉田…?」

稔「久しぶりだね。桜華ちゃん。」

そう言って

吉田稔磨は私に微笑んだ

吉田さんは長州藩士の一人だ。

一年前私の正体がバレる前、吉田さんは仕事でしばらく留守にしてた。

だから私のこと知らないはず。

「お久しぶりです。吉田さん知ってるのですね。」

稔「そりゃあ晋作から聞いてる。」

そうだった。

吉田さんは晋と仲がいい。

「そう…。」

総「ちょっ…とゴホゴホ。貴方たちは仲間…ゴホですか?」