総「笛...ですか?」

一「何のためだ?」

冬「こうするためです。」

そう言って笛を吹き始めた冬月。

「うっ...何これっ!!...いやっやめて!!!」

笛を吹くたびに嫌な音が聞こえる。

総「どうしたんですか?綺麗じゃないですか」

一「そうだ。」

「綺麗...?どこがっ!!うっ!!やめて!!」

私の声が聞こえないかのように笛を吹き続ける冬月。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

耳を塞いでも聞こえてくる音。

それに体が動かない。

いつの間にかては目の前で固定されているように動かない。

「うっ....くっ....やめて。おね...がい。」

私が最後の力を振り絞って声を出した。