「なん...でここ...にいるの?あいつも江戸にいたんじゃ...」

冬「そうですか?随分前から京にいましたよ?」

そう言ってじりじりとこちらに歩みよる冬月。

「...来るな...来るなっ」

私は刀を抜き冬月に斬りかかった。

カキンッ

刀と刀が混じりあう音。

「冬月...っ!」

私の刀と冬月の刀がまじわった。

私が一瞬力を抜いて押し返されあるものを懐から取り出した。