「だからなんで?」

俊「それは...貴女がす...いやなんでもないです。ほら行きなさい。」

「分かった。けど、一ついい?」

俊「なんですか?」

「晋は?」

俊「それは....。」

「そっか。そうだもんね。晋はもう私のこと...。ううん。なんでもないや。じゃあね。古高さん、この恩は忘れません。」

私は京の夜に消えた。