私はもう幸せだった。

けど、

幸せも終わりに近づいてる。

△△△△△△△△△△

「晋。いつもより帰りが遅いなぁ。」

私は縁側にて晋の帰りを待っていた。

私は待つ間自分の刀を磨いていた。

「最近、人間殺してないなぁ。」

そうだ。

晋と恋仲になってからは人斬りを晋から止められていた。

この刀は護身用にと前のボロボロになった古い私の刀は捨てられ、

新しいのを買ってもらった。

この刀は妖刀で名前は

紅狼桜(ベオウカ)

紅に狼に桜

まさに私にぴったりだった。

?「原田さん。こんばんわ。」

振り返ると

「古高さんじゃないですか。僕に何かご用ですか?」

最近仲良くなった古高俊太郎。

僕より10コ上で31歳だ。