「羽立のこと、どう思うの? 大切な幼馴染? それとも、友達?」 翔くんのこと…? 幼馴染だよ。翔くんは。 それでいいの? 本当に?? 翔くんが、好きなの? 私が? 「…知恵熱が出そうだよ、ははっ」 「そう?まぁ、いつかわかるわよ。でも遅すぎないようにね?…」 私は恋乃ちゃんの言った言葉が頭から離れなかった。 「恋には嫉妬も独占欲もつきものよ?」 恋乃ちゃんはあーねむ、って言いながら布団に入った。