あの翔くんに鈍感を連呼された日から何日かたった。 「美雨ー、帰るぞ」 いつも通り翔くんが私に言う。 けれど今日は一緒に帰れない。 「あ、翔くん!ごめんね、今日日直で一緒に帰れないの…先帰ってて?すぐ帰るから!」 翔くんは少し顔をゆがめて 「あぁ…」 と言って帰って行った。 っていうか… 「終わんないよぉ!!」 で、結局終わったのは下校時刻ギリギリ。 うわぁん!!