「っ……」 震えて、声が出ない。 振り払う事すらできない。 中年男は私を連れてスタスタ歩いていく。 道行く人は誰も助けようとはしてくれない。 誰1人として、私を気にかけてない。 しばらく歩いてたどり着いたのは、1件のラブホテル。 まさか……。 「おじさん、お金いーっぱい持ってるよ。いくらでヤらせてくれる?」 やっぱり……!? この人、私を犯す気なんだ。 「嫌っ……!!」 身の危険を感じて抵抗した。 けど効果はなく、腕をグイグイ引いてそのまま中へ入ろうとする。