月光の下






箱を開けてみると、中に入ってるのは大きな刃の包丁。


うちにこんな立派な物があったなんて……。





「すごい……」



手に取って、それをジッと見つめた。


鋭い刃先。
こんなので刺されたら、きっと一瞬で……。





この包丁、一宮さんにあげようかな……。


何故か自然にそう思った。




包丁はある意味彼の商売道具。


喜ぶかもしれない……。




こんな馬鹿な事を考える私は、もう狂ってるのかもしれない。