月光の下





居心地が悪い。
学校なんか本当は行きたくない。



学校なんて……大嫌い。


家も嫌い。






「……川。愛川!!」


「え……」




ハッと我に返ると、教卓の後ろには教科書を持った先生が立っておりみんなの視線がこっちに集中していた。




「授業中だぞ。ボーっとするな」


「……」



授業、始まってたんだ。
気がつかなかった……。




「何だお前、教科書も出してないのか?やる気ないなぁ。やる気ないなら帰れよ」



先生の言葉にクスクス笑い出す人が数人。


中には同情染みた目でこっちを見てる人も。