私だって好きで生まれたわけじゃない。 好きでここのうちにいるんじゃない。 だって、仕方ないじゃない? 子は親を選ぶ事ができないんだから。 「もう……本当に精神的に参るわ……」 頭を抱える祖母を、祖父が心配そうに肩を抱いた。 それを横目で見ながら私はその場を後にした。