月光の下





私だって好きで生まれたわけじゃない。



好きでここのうちにいるんじゃない。





だって、仕方ないじゃない?
子は親を選ぶ事ができないんだから。





「もう……本当に精神的に参るわ……」



頭を抱える祖母を、祖父が心配そうに肩を抱いた。


それを横目で見ながら私はその場を後にした。