月光の下






「私が言っても、無駄に決まってるから」



呑気にグーグー寝てる伯父を軽く睨みつけた。


そして祖父と祖母は私を睨みつけた。






―ガッシャーン



「っ……!?」



いびき以外の音が、室内に響き渡った。




何が起きたのか……。
足元には割れた湯飲みが。



あぁ、そうか……。何が起こったのか、理解できた。






祖母が私に向かって湯飲みを投げた。



それは命中せず、壁に当たった。


その結果、バラバラに砕けた。



この破片は、
まるで今の我が家を表してるみたい。







「……役立たず。こんな可愛くない孫、欲しくなかったのに」