月光の下






私が教室に入っても誰も見向きもしない。


当たり前だ。



存在感が薄い。
クラスの幽霊なんだから。




小学校、中学校、高校と友達ができた事はない。


人見知りの性格のせいか。
元々引っ込み思案なため人間関係を築くのが大の苦手。






「ねぇ…愛川さんのお母さん、また昨日違う男の人と歩いてたって」


「えー。マジで?」



おまけにうちの母が遊び人だと噂が一部に広まっており、友達なんて余計できない。