月光の下






もうヤダっ……。
何で私には災難ばっかり?


嫌な事ばっかり。




どうして、私ばっかり……。


絶望して泣きそうになってると、突如として男の手が私から離れドサッという鈍い音がした。




「え……」



驚いて後ろを振り向くと、変質者の男は倒れてうずくまっていた。



そのそばには……。






「一宮さん……」


「……お前」




そこに立っていたのは、真っ赤な液体が付着した包丁を持った一宮さん。