月光の下






握りこぶしは伯父のお腹に命中。


伯父が苦痛に顔をゆがめうずくまってるうちに、私は急いで部屋を出た。




階段をかけ下りて、外へと飛び出した。


家の中には安心していられない。




とにかく家から少しでも離れる事に夢中だった。







「はぁ……はぁ……」



しばらく走って足を止めた。
呼吸が苦しい。


伯父に触られた肩をさすった。
吐き気がする。
気持ちが悪い……。




あぁ、私ったら。
寝間着のまま飛び出してきちゃった。


夜中でよかった。
こんなみっともない格好を見られる心配はない。