月光の下






「気がついたら……来てました」



そう呟いて、またメロンパンをパクリ。


ここに来たのは、
縋りたかったからかもね。





とにかく誰かに縋りたかったんだと思う……。







「何か……来たいなって思って……」


一応間違ってない。
ここに来たかったのも事実。






「……何で、笑うんだよ」


「え……」


「俺に笑いかけるなんて。本当に変な奴。つーか泣きながら笑うなよ」




彼にそう言われて、慌てて頬の涙を制服の裾で拭った。