月光の下





連れ込まれたのは、ロッカールーム。


ドンッと。
やや乱暴に体をロッカーに押し付けられた。





「……」


「っ……」



彼は無言で私を見つめる。
しかも至近距離。



だからつい、ドキッとした。
こういうシチュエーションは初めてで。






「あんた、俺に殺されたいの?」



やっと発されたその声は相変わらず綺麗で。

少しうっとりした。





「別に……いいけど」



自分でもビックリするくらい冷静で冷血な言葉が出た。