「あの、お金……」 「あ…はい」 財布からなけなしの小銭を取り出した。 おかげで財布がほとんどスッカラカン。 再び、彼の顔を見つめた。 メガネの奥の……鋭い眼差し。 綺麗な目。 この人、顔立ちは意外と整ってる。 「…え……」 あれ……この人……。 まさか…あの時の……。 「お兄さん……あの時の人……?」