グチュっ…。 「え……?」 音が聞こえた。 空き家になってる隣のあまり使用される事のない駐車場から。 グチュグチュ、と。 嫌な音がする。 何……?この不気味な音は……。 さっさと離れるべきなのに、私はそのまま足を進めた。 駐車場の前を通って、思わず足を止めた。 誰かいる……。 駐車場の隅に誰か…人がいる。