月光の下






グチュっ…。




「え……?」





音が聞こえた。


空き家になってる隣のあまり使用される事のない駐車場から。




グチュグチュ、と。
嫌な音がする。



何……?この不気味な音は……。






さっさと離れるべきなのに、私はそのまま足を進めた。



駐車場の前を通って、思わず足を止めた。





誰かいる……。


駐車場の隅に誰か…人がいる。