月光の下






「あ、あのっ……」



彼の腕の中で、とにかく心臓バクバク。


このまま溶けてしまいそう。




やっぱり、生きててよかった。


生きてるおかげで彼に出会えた。



彼のおかげで、いろんな気持ちを味わう事ができた。



ドキドキしたり。
ワクワクしたり。

こんな楽しい思いは、私には無縁だと思ってたから……。





「あ……悪い。少し座るか」



彼は慌てて私を引き離して、その場に座った。


私も隣に座った。