「あ、あのっ……」 彼の腕の中で、とにかく心臓バクバク。 このまま溶けてしまいそう。 やっぱり、生きててよかった。 生きてるおかげで彼に出会えた。 彼のおかげで、いろんな気持ちを味わう事ができた。 ドキドキしたり。 ワクワクしたり。 こんな楽しい思いは、私には無縁だと思ってたから……。 「あ……悪い。少し座るか」 彼は慌てて私を引き離して、その場に座った。 私も隣に座った。