月光の下






「今度はババア、あんたの番だよ……」



冷たい表情の彼は躊躇する事なく、祖母の体のあらゆる場所を包丁で切りつけていった。


そのたびに祖母は悲鳴を上げた。




白い布団はいつしか真っ赤に。


悶えていたはずの祖父は動かなくなってた。





そして祖母は、あっという間に虫の息に。






「奈柚」



傍観してると、ふいに名前を呼ばれた。



おいでおいでと手招きをされそばに行くと、包丁を渡された。