月光の下






私はそれを、ジーッと見つめた。


ただの傍観者のように。




「あっ……あんた……」



私に気づいた祖母が、苦痛で顔を歪めながら思い切り睨んできた。





「……ざまぁみろ」


と、私は吐き捨てた。







「まずは、こっちのジジイから」



一宮さんは包丁を祖父の胸の上の右側に刺した。


すぐ包丁を抜いて、今度は左側の方を刺した。




「肺を刺したから、このまま放置しとけば死ぬ」


「……そうですか」



肺を刺されたって事は、呼吸ができない。




これもかなり苦しい死に方だ。