暗い夜道を2人で歩いて、あっという間に私の家に到着。



「あ……玄関のカギ、閉まってる」



当然の事ながら玄関のカギは閉ざされてる。


合鍵も持ってない。





「あーそれくらい想定内だから。これくらい、この安全ピンで開けられるよ」



宣言通り、
彼は安全ピンで簡単にカギを開けてしまった。



中に入ると、玄関には母の靴が。

今日は家にいるんだ……。




「丁度、家族全員いるみたいです……。好都合ですね」


「あぁ、そうだな」



彼は懐から包丁を取り出した。