でも次の瞬間、カランとドアに付いてるベルが鳴った。 お客さんが来た。 私達はお互いに慌てて離れた。 「いらっしゃいませ」 「いらっしゃいま……っ!!!」 お店に来たお客さんの顔を見て、私は体が硬直して咄嗟に彼の後ろに隠れた。 「あんた……こんなトコで何してんの!!」 パン屋に来た客は、祖母だった。 タイミング最悪。 何でこういう時に限って来るの? 会いたくなかったのに。