月光の下






でも次の瞬間、カランとドアに付いてるベルが鳴った。


お客さんが来た。



私達はお互いに慌てて離れた。





「いらっしゃいませ」


「いらっしゃいま……っ!!!」




お店に来たお客さんの顔を見て、私は体が硬直して咄嗟に彼の後ろに隠れた。







「あんた……こんなトコで何してんの!!」



パン屋に来た客は、祖母だった。





タイミング最悪。
何でこういう時に限って来るの?



会いたくなかったのに。