月光の下







「じゃあ俺……仕事に行くから」



あ、そっか。
一宮さんはお仕事があるんだった。






「お前はここで大人しく待ってろ」


「え……」


「何?大人しく待ってるの嫌なのか?」





嫌ってわけではないけど……。







「一緒に、行ってもいいですか?私も何かお手伝いさせてください」



何となく、
彼ともっといたい、と思った。





一宮さんは小さくため息をついた後「しょうがねぇな」とぶっきらぼうに呟いた。