一宮さんは特に驚きもしなかった。 ただ無表情で「ふーん」と言った。 「引き受けてくれないんですか……?」 「いや。引き受ける。ただ……」 彼が何を言いたいのか、わかる。 報酬の事でしょ? 「私には、お金がないんです……。だから報酬は、私の命にしてください」 私の言葉に一宮さんは驚いた表情をした。 「あいつらを殺した後、私の事も殺してください」 これが 私の、最後の願い。