泣きながら、走って走って、必死に走って家から離れた。 もう嫌だ。 何もかも、ウンザリ。 壊れればいい。 消えればいい。 この世界の何もかもが、壊れてしまえばいいのに。 「はぁ……はぁ……」 走ってたどり着いた先は、一宮さんが働くお店。 お店のドアには「準備中」の札がぶら下げてあったが、お構いなしに中に入った。