月光の下







「おーい!!酒持ってこいよー!!」



茶の間に伯父の下品な大声が響き渡った。


祖母は「またか……」と小さな声で呟いて台所へ。





私は伯父を横目で睨みつつ、逃げるように茶の間を後にした。









悲劇が起きたのは、
その日の真夜中の事だった。