桜の花びらは美しく、儚く、散っていく。

「……話、全部聞かせてもらったよ。」

「奏汰………。」

「ごめんね、勝手に聞いちゃって……。」

奏汰に苦笑して謝られる。

「大丈夫。2人にも聞いて欲しかったし。」

「そっか、ありがとう。俺と朔夜も勿論、咲良ちゃんにここに居て欲しいと思ってるから。」

奏汰は真面目な顔で言った。

朔夜はいつも通りのポーカーフェイスだけど、その目は私を真っ直ぐ捉えている。