桜の花びらは美しく、儚く、散っていく。

そんな蓮斗が可愛くて、思わず頭をなでなでしてしまう。

不思議そうに見つめられる。

素直で正直な蓮斗。

きっと私を信じてくれている。

……逃げるのは止めにしよう。


「蓮斗のこと嫌いなわけじゃないんだ。……ここに来ちゃいけない気がしただけ。」

私は正直に話すことにした。

きっと面倒くさい奴だって思われるだろうけど、

嫌われたって構わない。

むしろ、嫌われた方が楽かもしれない。

そしたら私はもうここには来ない。

そうすれば、朔夜達に迷惑をかけることもないし。

………でも、

もし、もしもこんな私を受け入れてくれるのなら、



………私も一緒に居たい。