桜の花びらは美しく、儚く、散っていく。

ガチャ

「あれ、起きてんじゃん。」

急に開いたドアと同時に聖也の声が聞こえた。

聖也の手には、コンビニのレジ袋らしき物。

「蓮斗が起こしたのかー?」

「僕起こしてないし!」

蓮斗と聖也の言い争いが始まった。

「咲良に嫌われるぜ?……もう嫌われてるけどな!」

え、蓮斗を嫌ってる……?

私が…?

蓮斗はしゅんとした表情で私を見る。

「僕から逃げた………。お迎え行ったのに……。」

逃げた……?

あ!そういえば、ここに来たくなくて逃げたんだった……。

「……僕のこと嫌い…?」

涙目で訴える蓮斗。