って、そうじゃなくて……

「なんで私が姫になんなきゃいけないの?」

「それは…………。」

気まずそうにちらりと逢瀬朔夜を見る3人。

「……?」

逢瀬朔夜が関わってるとか……?

それなら、逢瀬朔夜が説明してくれるのかな?

そう思って、逢瀬朔夜に体を向ける。


「……………。」

それなのに、全く説明する気配はない。

仕方ない…。

「……説明、してくれる…?」

直接、逢瀬朔夜に頼んだ。

携帯をいじっていて表情があまり見えないから、その隙間から表情を見るように目を合わせる。